オククルマムグラ Galium trifloriforme

(6月中旬 長野市 長野県 中部地方)

アカネ科 Rubiaceae ヤエムグラ属 Galium 多年生草本

1.分布・生育環境

北海道~九州に分布。ブナ帯の樹林内に多く生育する。

2.形態
全体

クルマムグラに似るが、茎や葉の裏面中脈に下向きの刺状毛がある。また、クルマムグラは乾くと黒く変色するが、オククルマムグラは乾いても黒く変色しない。高さは20~50㎝。

※以下は、各部位の説明が長文になるのでブロックに区切っています

(6月中旬 長野市 長野県 中部地方)

葉はふつう6個輪生。

葉身は長さ2.5〜4cm。
幅5~10㎜。
先端は短くとがる。

(6月中旬 長野市 長野県 中部地方)

花期は5~6月。


茎の先に1-3個の集散花序を出す。


花冠は白色で4裂し、直径2.5㎜。

果実・種子

果実は直径2~2.5㎜。

長い鉤状の毛が蜜に生える。


3.その他

・別名:チョウセンクルマムグラ

・宮崎県での調査では、石灰岩地域で本種は、多く確認できたことを報告している。

・北海道での調査では、カラマツ人工林の山火事前には見られなかった本種が山火事後の初期段階で侵入していることを報告している。

APG体系:Rubiaceae(アカネ科) クロンキスト: Rubiaceae(アカネ科) エングラー: Rubiaceae(アカネ科)


5.関連書籍・論文

山に咲く花増補改訂新版 山溪ハンディ図鑑)』p.389.

神奈川県植物誌2001 / 神奈川県立生命の星・地球博物館 / 1158ページ

・岩切 勝彦(2019)宮崎県内に見られるヤエムグラ属について.宮崎県総合博物館研究紀要 39 巻 p. 35-38

・榎木 勉 ,村田 秀介, 内海 泰弘(2020)北海道東部のカラマツ人工林における山火事後の下層植生の初期回復過程.日本森林学会誌102 巻 3 号 p. 198-201

-植物写真, 草本
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