ハシカグサ Neanotis hirsuta var. hirsuta

(8月 長野県 中部地方)

アカネ科 Rubiaceae ハシカグサ属 Neanotis 1年生草本

1.分布・生育環境

本州~沖縄に分布。山野や道ばたの木陰に生える。

2.形態
全体

茎はやわらかく、よく枝分かれして地面に広がり、長さ20〜40cmになる。各節から根をだし、先のほうは斜めに立ち上がることが多い。

※以下は、各部位の説明が長文になるのでブロックに区切っています

葉は対生。

長さ2〜6cm、幅1〜2cmの卵形または狭卵形。

斜上湾曲した4~5対の側脈がある。

質がやわらかく、両面にまばらに白い軟毛が生える。

托葉は刺状に裂ける。

花期は8~9月。

茎の先端や葉腋に直径約2~3mmの白い花を数個つける。

萼(がく)には白い軟毛がある。

萼(がく)の裂片は狭三角形で果期には反り返って目立つ。

果実・種子

果実はさく果で、直径3〜4mmの球形。

3.その他

・似ている種に、萼筒に毛がないオオハシカグサがある。オオハシカグサは、中部地方の日本海側から東北地方に分布する(近年の調査研究では、近畿・九州地方の分布も新たに確認)。

・埋土種子としての寿命が長いことが報告されている。(*1)

APG: Rubiaceae(アカネ科) クロンキスト: Rubiaceae(アカネ科) エングラー: Rubiaceae(アカネ科)

4.関連書籍・論文

『野に咲く花増補改訂新版 門 (山溪ハンディ図鑑)』.2013. (平野隆久).p427.

・神奈川県植物誌2001 / 神奈川県立生命の星・地球博物館 / 1296ページ

・*1 酒井 敦, 稲垣 善之, 川崎 達郎(2006) 針葉樹人工林における12年間のシードレインと土壌シードバンク.第117回 日本森林学会大会データベース.

-植物写真, 草本
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